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家計相談支援事業スタート 4月1日から

家計相談…「生活できるようになった」

家計相談支援 今年度から実施

JOBOTAでは、今年度から家計相談支援をおこなっています。様々な相談が寄せられています。

Aさんの場合は――
Aさんは、派遣の仕事をしています。賃金を日払いで受け取り、大半をその日のうちに使い切っていました。長期に住民税を滞納し、アパートの家賃も滞っていました。
Aさんと相談員は、収支の状況を洗い出し家計表につけました。表にすることで飲食の支出が多いことが分かり、外食していた分を一部自炊にするなど、ちょっとした工夫をすることにしました。そして、Aさんと相談員は月2回面談し、その実行状況を確認しました。生活習慣を変えていくのは大変なことですが、Aさんは努力し続け、月々のアパート代が支払えるようになりました。

Aさんは、年金受給ができる年齢です。ところが年金収入がありません。疑問をもった相談員の質問にAさんは「手続きをしていない。確か資格はあるはずだ」といいます。相談員がAさんとともに年金事務所に赴き、年金記録を確認すると受給資格があることがわかりました。さっそく受給手続きをしました。
このほどさかのぼって未受給の年金が通帳に振り込まれました。Aさんは、この年金の大部分を滞納していた住民税の支払いにあてました。生活の見直しと年金の受給によってAさんの生活は、ずいぶん楽になりました。
(事例は個人情報保護のための配慮をしています)

家計相談支援の内容は――

家計相談の内容は、以下のとおりです。ぜひご利用ください。

支援内容――生活立て直しの道さぐる

家計相談支援は、家計がなりたたなくなっている原因をさぐり、その解決に向けて、最長1年間をめどに支援する制度です。

対象は―――「家計を再生したい」という意思のある方

  • 生活が苦しく金融機関からお金を借りたが、借金が膨らむばかり。
  • 借金は毎月返済しているが、借金が大きく、なかなか減らない。
  • 頑張って働いているが、いつも家計は赤字。公共料金や税金を滞納してしまった。
  • 失業し、家賃が払えなくなった。

こんな困りごとを解決したいと思っている方の利用をお待ちしています。

ステップ1  家計の状況を把握

支援の一歩は、現在の家計表を一緒につくり、収入、支出の実態を把握することから始めます。家計表を見直すことで、何を解決すればよいのかが、見えてきます。

ステップ2  再生プランの作成

家計の再生は、収支のバランスをはかることにあります。
収入、支出の改善めざし、家計再生プランをたてます。
<収入増> 就職、転職、制度の活用など。
<支出抑制> 支出の無駄を省く、減免制度はじ

ステップ3  再生プランの実行

制度の活用…減免制度などの紹介や窓口同行など手続きが進むように支援します。
債務整理…法律相談、専門窓口の紹介などで解決方法を探ります。
就労支援…お仕事相談、紹介をおこないます。
家計計画表の作成と記帳…毎月の収支を確認し、再生プランの実行を支援します。

ステップ4  再生へ粘り強く

バランスのとれた収支の改善は、本人や家族の生き方、関係にもかかわっています。
(例えば、「お酒やギャンブルに、つい多額のお金をつかってしまう」「必要のない買い物をしてしまう」「たくさん食べないと気が落ち着かない」など)
これらの課題とも向き合い、解決にむけて、専門機関と連携して支援していきます。
あきらめることなく粘り強く、とりくんでいきましょう。JOBOTAの相談員が寄り添い支援をします。

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